女性スタッフが抱える不安や受診患者増加に伴う業務量の
増加などの課題を解決するため、多岐に渡る働き方改革を実施
- テレワーク導入状況
- 導入なし
- before 問 題
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- 産休取得への不安と他のスタッフの理解と協力
- 多様な働き方の希望への対応
- 受診患者の増加に伴う業務量とスタッフ負担の増大
【問題】に対する【取組】について
- 出産・復帰に伴う制度理解や支援体制の推進
- 子育て世代の女性スタッフが多い中、育児と仕事の両立を推進するためには、互いの理解と協力が必要でした。まずは出産を控えるスタッフとの面談を実施し、産休・育休制度の説明と、復帰後の働き方の希望についてヒアリングを行いました。また、他のスタッフにも個々の希望をヒアリングし、労働時間の増加や曜日を変更するなど、産休取得へのサポートと復帰を見据えた環境づくりを進めました。
- 制度の理解促進により、多様な働き方を実現
- 扶養内で働いているスタッフ2名と個別面談を実施しました。個人の状況や希望をヒアリングするだけでなく、社会保険労務士が、税と社会保険の扶養制度の説明をしました。そのうえで、労働時間の増減による所得の変動を、具体的な給与シミュレーションで解説しました。そうすることで選択肢が明確になり、多様な働き方の中から自分に合ったスタイルを再検討することができました。1名は労働時間を増やすことになり、さらなる活躍を期待しています。
- 全社で協力し、医療事務の負担軽減を推進
- 受診患者が増え、スタッフ一人一人の業務負担が増大したため、新規スタッフの募集と並行して業務フローを見直しています。例えば、業務上の指示の伝達方法を明確化、統一化することで、スタッフ間の確認作業が不要になり、医療事務チームの負担軽減と時間短縮につながりました。その結果、受診患者からの問い合わせにも医療事務が即座に対応できるなど、受診患者へのサービス向上にもつながっています。些細な取組ですが、少しずつ改善を図っています。
- after 結 果
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- 出産に伴う仕事の影響への不安が解消されました。今後、ライフイベントの可能性があるスタッフにとっても安心材料になると同時に、互いに協力体制を築くことができました。
- 自らの働き方について家族を含めて再検討することで、個人の希望に沿った働き方が実現しました。それぞれの判断があり、自分らしいキャリア選択につながりました。
- 医療事務チームが抱える問題を、院長以下スタッフ全員で取り組むことで改善傾向にあります。業務フローの改善は試行錯誤しながら継続し、更なる業務効率の向上を目指していきます。
INTERVIEW × 経営者
- 親子で安心して通えるクリニックを目指すうえで、スタッフのライフイベントに寄り添った職場環境の構築が重要
- 当院は、親子で安心して通うことができ、スタッフが働きやすい小児科クリニックを目指しています。開業後、立地環境も後押しし、受診患者が増加しているため、スタッフは非常に多忙な状況が続いています。スタッフが働きやすい環境を構築するためには、人材確保だけではなく、業務フローの改善が必要だと感じていました。そのような中、社会保険労務士の紹介で、札幌市の働き方改革コンサルティングを活用することにしました。同時期に出産に伴うスタッフの休業と復帰が続いたことをうけ、産休・育休の理解促進や、周りのスタッフの働き方も再検討し、ライフイベントのサポート体制も整えました。
理事長 吉岡 幹朗さん
VOICE × 従業員
- 取組をやってみて
- 日常の会話やこまめな面談を行うことで、日ごろからスタッフの話に耳を傾ける機会が増えました。仕事への想いや家庭の事情を聞かせてもらえ、風通しの良い職場になっていると感じています。今後また出産するスタッフがいた時に、無理して働いて体調を崩したり、家庭を犠牲にすることは、お互いにとって不本意です。私も過去には同じように産休・育休制度を利用してきました。
看護師チーフ 山本 美夕紀さん
医療,福祉業令和5年度
医療法人社団 ひばりが丘こどもクリニック
小児科クリニックの運営
札幌市厚別区で、新生児から中学生までの児童を対象に、一般小児科、アレルギー科、予防接種(ワクチン)、乳幼児健診の診療を行っています。
- 代表者
- 理事長 吉岡 幹朗
- 電話番号
- 011-802-8130
- 住所
- 〒004-0052
札幌市厚別区厚別中央2条2丁目2-3 ひばりが丘ドクタータウン2階 - 従業員数
- 正社員▶11名
【男性 0名 / 女性 11名】 - 女性管理職数
- 2名
- 産休育休取得者数
- 2名