札幌市働き方改革・人材確保サポートセンター(はたサポ)

テレワークによるコロナ対策は保育園の持続可能な経営と従業員に安心を与える

テレワーク導入状況
一部導入済み
合同会社くるみ
before 問 題
  1. 新型コロナウイルス感染症による従業員の不安やサービス提供への支障
  2. 保育業界における離職率の高さ

【問題】に対する【取組】について

自宅で可能な業務をテレワークに移行
園長、栄養士、営業社員の3名にノートパソコン、プリンタを貸与し、報告書や行政書類、お便り等の作成を在宅で行いました。書類に押印が必要な場合や現場確認等でどうしても登園が必要な業務を除き、その他の業務は自宅から保育専用ICTサービスで運営データにアクセスし、可能な限りテレワークに移行しました。また、進行状況の確認や企画考案といった打ち合わせは、Web会議システムを活用することで自宅にいながら顔を見て行えています。
移動時間を削減し、
場所に捉われない効率的な業務を実施
テレワークの導入により、通勤時間が削減され、自宅ですぐに業務を始めることができました。園長はカリキュラムの確認・承認や報告書作成、栄養士は献立作成や厨房指示書、食材発注といった業務を行っています。営業社員は保育事業以外も兼務していますが、テレワーク導入後は事業所間を移動することなく、自宅という一つの場所で他の業務もこなせるようになり業務の効率が上がりました。
after 結 果
  1. 従業員だけでなく、親御様、お子様に対してもコロナ感染のリスクを軽減させ、安定した保育園運営とサービス提供が可能になりました。
  2. テレワーク活用により、自宅にいながら出勤時と同等の業務が行えるうえ、通勤時間の削減によりプライベートの時間が増えました。栄養士は、通勤時間分を保育士資格の勉強に充てられるようになり、キャリアアップとモチベーションが向上し、離職率低下に繋がることを期待しています。

INTERVIEW × 代表社員

テレワーク導入は感染症対策だけでなく、
従業員の意欲が向上し、経営上の効果も期待
ひばりが丘あんさんぶる保育園は、0歳児から2歳児を定員19名までお預かりする小規模保育事業A型の認可保育所です。ひとたび新型コロナウイルス感染症が発生すると、一時閉園するなどサービス提供に支障をきたし、子どもたちだけでなく親御様にもご迷惑をかけてしまいます。また従業員にも安心して働ける環境が必要でした。そこで、感染症対策としてテレワークを導入しました。テレワークの導入は、その他にも業務効率化や通勤時間の削減といった効果があり、離職防止や従業員のモチベーション向上に繋がったと考えています。

代表社員 金盛 智裕さん
大切なお子様を預かる事業ですので、職場環境を整えていくことで、サービスの向上が図れるものと期待しています。

VOICE × 従業員

取組をやってみて
保育部門だけでなく、飲食部門、不動産部門の業務も兼務していますが、登園すると保育部門に関係する業務に縛られるという制約がありました。テレワーク導入により自宅で業務が行えるようになったことで、一つの場所で3部門の業務を必要に応じて振り分けて作業ができ、生産性が向上しました。

営業社員 H.Nさん
現在はテレワークを週5日で活用していますので、通勤時間が無くなり終業後すぐに趣味の時間に充てることができ、時間を有効に使えるようになりました。

医療・福祉令和4年度

合同会社くるみ

保育施設運営、飲食店運営、不動産賃貸業。
ひばりが丘あんさんぶる保育園の経営・運営が主軸事業。

代表者
代表社員 金盛 智裕
電話番号
011-887-9682
住所
〒007-0812
札幌市東区東苗穂12条3丁目25-46
従業員数
正社員▶6名
【男性 0名 / 女性 6名】
女性管理職数
6名
産休育休取得者数
0名